常に素直である
環境や状態に左右されずに、素直の気持ちを持ち続けることができる選手は少ないです。
試合に出ることが当たり前の選手や、自分の能力だけで試合に出れる選手というのは、素直な心が欠落していることが多いです。
特に中学生や高校生の場合は、年頃ということもあり監督やコーチに反抗的な態度を取ってしまう選手もいます。
素直な心を持っているかはミスの後の態度で分かります。練習や試合でミスをして、コーチや監督に怒られた後にどのような態度をとるか。
人のせいにしたり、ふてくされるような態度をとる選手というのは、成長の幅が限られます。たとえそれが、本当に自分のミスではなかったとしても、反抗的な態度を取ってはいけないのです。
幾らまっとうな真実を説いても監督やコーチの意見は変わりません。ここで大事なことは真実ではなく、監督やコーチの統制力だからです。
負けず嫌いである
運動神経や能力があっても本人のやる気がなくては始まりません。やる気というものは本人の満足度に大き関わっているのです。
満足度というものは人によって違います。ベンチに入れるだけで誇らしいと思う選手もいれば、試合で活躍しなければ恥ずかしいと思う選手もいます。
負けたくない、勝ちたい、かっこよくなりたい、モテたい、恩返しがしたいなど、人の欲というものは大きなエネルギーになります。
中でも負けず嫌いというのはスポーツ選手にとって重要な性格です。他人と争うスポーツの世界では、他人の成功が自分の負けという概念があります。
この時、負けたことに対して悔しいと思える選手というのは負のパワーをエネルギーに変えることができるのです。
逆境や困難を乗り越えた経験がある
順風満帆なバスケ人生を進んできた選手というのは逆境や困難に弱いです。運動神経や能力が有り、なんでも器用にこなして来た為、壁が現れるとすぐにギブアップをしてしますのです。
また、なんでも器用にこなして来た為、他のことにも気が逸れやすく、目移りしやすい傾向があります。
1度でも逆境や困難を味わい、這い上がった経験がある選手は精神的にも人間的にも大きく成長します。
また、逆境は困難を乗り越えた経験があると「自分にはできる」という楽観主義で成長思考を持つことができます。 これは一生効果を表します。
最後に
私は運動神経が悪かったため他の人よりも多くの悩みを抱えてきました。
また気が弱く内気だったこともあり苦労の数は誰よりも多いと思っています。
地獄を見た高校時代に挫折を味わった大学時代。
今でこそ「才能があったんだよ」「運動神経いいじゃん」とか言われますが、下手くそだった当時の私を知っている人は決してそんなことは言いません。
私は’才能とは継続できること’思っています。逆に言えば継続できる人はそれだけ少ないということです。