自分を高く売る方法
著書である小林正弥さんによると、自分を高値で売る方法は、「自分のノウハウや経験をパッケージ化すること」が重要とのこと。
つまり、自分が人に教える立場になる教育型のビジネスということです。自分が教える立場になることで、商品の値段は自分で決めることができます。
ここで大事になるのが、自分のスキルや経験です。ほとんどの方は「自分には人に売れるスキルなんて持っていない」や「自分にはそんな価値がない」と思っているのではないでしょうか。
そんな人は、世の中にある価値や情報を編集するだけで独自のプログラムは作れると著者は言っています。
例えば、「思考は現実化する」のナポレオン・ヒルは成功者にインタビューして、それをまとめることで有名になりました。
また、3ヶ月後に10キロ痩せるというダイエットの目標を決めた場合、自分で情報を集めて実践した場合、それだけでオリジナルコンテンツができます。大事なことは世の中の情報と自分の経験や知見を組み合わせることです。
著者である、小林さんは過去に務めた2社で身につけた、営業、マーケティングを企業に対して、パッケージ化して「社長が現場を離れても売れる仕組みの構築」を指導し1ヶ月後には月210万円の報酬を得られるようになった人です。
顧客が高値を払うのはカスタマーサクセス
カスタマーサクセスとは文字通り、顧客の成功という意味です。昨今の情報社会ではYouTubeやPodcast、ブログなどにより情報は溢れかえっています。
つまり、情報化社会では情報に価値がなくなるという時代のことです。
無料で質の高い情報を得られ現代では、情報よりも結果を出すことに重きを置く社会ということです。
ライザップが結果にコミットという謳い文句で顧客から信頼を得ているのは、カスタマーサクセスに価値を置いているからです。つまり、知識は無料でも結果にお金を払うということです。
どんな商品であっても、顧客は自分の成功のためにお金を払うのです。
情報よりも成果を売ることで高値を払うのです。著者曰く、人は高次元の欲求ほど高値を払ってくれると言っています。高次元とはマズローの欲求のうち高次元に当たるのは、承認欲求や自己実現欲です。
例えば食欲を満たすなら、吉野家で380円で満たせる。しかし、キャリアップ、自己実現のためのビジネススクールに、人は100万円以上のお金を払うとのこと。
全てのビジネスが教育化できる
ほとんどの人が「自分は人に売れる価値なんてない」や「教えられるスキルなど持っていない」というのが悩みだと思います。
しかし、本書ではどんな人でも売ることができるスキルは持ち合わせていると説いています。
英語、速読、起業、マーケティング、スピリチュアル・心理学、写真、メイクアップ、ネイルアート、パーソナルカラー、恋愛、出版、コンサルティング、web集客、店舗集客、営業、経営、事業継承、コミュニケーション、英国刺繍、コーチング、カウンセリング、お金の教育、不動産投資、自己啓発、家庭教師、学習塾、ライター、ネットショップ、占い、ダイエット、筋トレ、etc…
具体例
- ワイン卸売業→ワインの通信講座
- 写真館→写真オンラインスクール
- 通訳者→英語エグゼグティブコーチ
- Webデザイナー→ウェブデザイナースクール
- コピーライター→ブランドコンサルタント
- 営業マン→営業研修トレーナー
- 心理カウンセラー→心理学オンラインプログラム
- 主婦→子育てカウンセラー
- 主婦→恋愛コーチ
- 会社員→キャリアコンサルタント
3ヶ月で専門家になれる
どんなことでも3ヶ月間、本気で取り組めばその分野では専門的な知識と結果は出せます。
世の中には情報や知識がすでに転がっており、編集し結果が出るメソッドを自分で作ることができます。PDCAサイクルを回し自分で結果が出せるようになればあとはパッケージ化するだけです。
短期間で出す結果は実績になる
ダイエットにしろ、英語にしろは、顧客はなるべく早く結果を手にしたいものです。
この心理を考えると、短期間で結果が出せるというのは顧客にとって非常に魅力的な商品となります。なので、自分で結果を出すなら短期間で成果を出すことを意識すると商品化する際に大きな強みとなるのです。
「3ヶ月で10キロ痩せる」や「1ヶ月でプログラマーになれる」と言った広告は顧客をワクワクさせるのです。
まとめ
- 知識やノウハウをパッケージ化する
- カスタマーサクセス(結果)を売ることで高額商品となる
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専門家となり自分を知的プロフェッショナルとして高額商品を売る
- 自分が今まで学んできた事の、成長プロセスを振り返りパッケージ化する
- 人が高額を払ってでも学びたいと思える分野で結果を出し、「教える」というサイクルを作る