・効果的な練習ができるようになる
・上達マインドを手に入れることができる
一生懸命に練習するだけではダメな理由
バスケットボールの試合はコート上で行われます。だからと言ってコート上での練習だけを一生懸命に行ったからといって、試合に勝てる訳ではありません。
射撃のオリンピック・金メダリストのラニー・バシャムという人はこのようにいっています。
「勝つためにただ練習するのでは勝てない。そのために正しい考え方をみにつけていなければならない」
これは、どのスポーツにおいても共通するものであり、興味深いものです。
スポーツで勝つためには”意識”、”下意識”、”セルフイメージ”の3つのバランスが重要だからです。
まず”意識”とは、初心者が意識しながらランニングシュートマスターするために、頭の中で「1歩、2歩」と数えてステップしている状態です。
つまり考えながら、行っている状態のことをさします。
次に”下意識”とは、スポーツ選手をはじめ、”意識”のレベルを超えている”実力”のことを指します。
”下意識”のレベルになると頭の中で「1歩、2歩」と数えなくても自然にランニングシュートが行える状態となります。
一流の選手ほど”下意識”部分が大きく、試合で実力を発揮できるのです。
なぜ練習をするのかは、この”下意識”の部分を大きくするためだと言えます。
一方で、この”下意識”(実力)が本番や試合で発揮されるかどうかは、もう一つの要素である”セルフイメージ”という能力の大きさによって決まります。
一流の選手ほど、この”セルフイメージ”を大きくするための考え方が、練習以外でも習慣づけています。
つまり”セルフイメージ”はコート上だけでなく、日常生活にでの考え方や行動の仕方で決められるのです。
一流のスポーツ選手が、礼儀や感謝などの人間性が整っているのはこの”セルフイメージ”が大きく関わっているからです。
目標を持ち続けていない
目的地が決まっていないと、どんなに頑張ってオールを漕いでも船はどこにもたどり着きません。
チームど目標を持つとことは、目線をあわせるということです。全員が同じ方向を向くことで1+1が2以上になるのがチームスポーツです。
目標を決める上で重要なことは、”積極的”な目標を決めることです。
チームで目標を決めるときに「昨年の結果からしてらベスト8ぐらいだろう」とか「根拠や常識から見てこの程度だ」と消極的な姿勢で目標を立てていないでしょうか。
もちろん、根拠や実績をもとに目標を立てることが全て悪いという訳ではありません。
しかし、これでは”目標の力”を使いきれないのです。
”目標の力”を使うためには”積極的”な目標を決めることです。そうすることで、根拠は後からついてくるものなのです。
根拠のある目標を先に決めてしまうよりも、あなたが目指す理想像を目標として立てることが大切なのです。
目標を宣言する
もし達成したい目標が決まったのなら、出来るだけ多くの人に宣言しましょう。
宣言するということは、責任をとるという自覚が生まれます。その自覚が、努力と行動につながるのです。
たとえ、その目標が実現できなくても、努力し、行動し、変化したのなら堂々と胸を張ればいいのです。
むしろ、目標を持っていなかったり、結果ばかり重視し、実際には何も変化していない方がよっぽど恥ずかしいことだからです。