・真面目より大事なことがわかる
・理不尽体制と不条理体制がわかる
真面目になりすぎてませんか?
誰よりも多く練習しているのに試合に出れない。上手くならない。自分の武器がない。
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
私も、これから言う事実を知る前は、クソ真面目に練習に打ち込んでいました。
誰よりも早く体育館に行き、誰よりも練習中は声を出し、全ての練習メニューを全力でこなしていました。
それなのに!
「自分より練習していない奴が試合に出れる」「練習をサボっている奴が試合で活躍する」「自主練やトレーニングをしないのに偉そう」
悔しいですよね。本当に…
でも、これには深い理由があるんです。
2種類の忍耐力
バスケが上達するには2種類の忍耐力を兼ね備えていなければなりません。
バスケが下手で、上達もしなくていい人は大丈夫です。
その2種類の忍耐力とは『理不尽耐性と不条理耐性です』です。
私がこの言葉を知ったのは、就活生だった頃のことです。
ある大手企業の偉そうな人事が「不条理耐性を持ってるか?」と。
不条理耐性とは『目標に対し障壁となるものとぶつかった時に耐える力。』です。
対して、理不尽耐性とは『押し付けられたことに耐える力』ことです。
理不尽耐性が必要な時は、先輩や監督に意見を押し付けれた時や、理不尽に厳しい練習を課せられた時です。
体育会系なら、厳しい上下関係や理不尽なことに耐えるための力が必要です。
では、不条理耐性が必要なと時はどういう時でしょうか。
それは『目標を達成する時』です。
不条理耐性を持っている人は、目的を持って頑張ることができるのです。
つまり、自分が決めた目的だけを確実にこなそうとするのです。
なので、練習メニューによってはサボっているように見られる時もあるのです。
しかし、これは一つの目的を確実に達成するための手段なのです。
理不尽耐性だけの人は、全てのメニューを全力で尽くす代わりに練習の効果が分散されます。
そもそも人間は、2時間も3時間もずっと全力を尽くすことなど不可能です。
ただ真面目に練習をこなしているだけでは、没個性化しやすくなり、他の選手と差別化が測れず自分の武器も磨かれないということになります。
最後に
私は14年間、ガチガチの体育会系だったためこの理不尽耐性と不条理耐性を聞いた時はすごく納得しました。
今まで、バカ真面目に全ての練習をこなし、これといった目的も決めず、ただひたすらにこなすだけの練習をしていた時期もありました。
その結果、試合に出ることもできず、上達もしませんでした。